動き出した象を追いかけて

SFCで学び、DeNAで働き、医学生。

どんな医者に診てもらいたいか考えて医学生生活を送る

自分が患者なら、「知識がある」「手技が上手い」「人間性に秀でている」医者に診てもらいたい。これが本音です。

 

医学部で勉強していると本当に色んな学生がいます。

四六時中勉強している学生、部活や課外活動に取り組みつつそこそこの成績を収める学生、授業も出ずに追試でギリギリ受かっていく学生と本当に様々です。

 

医学部は本試験で満点を取ろうと、再試験で合格点ギリギリを取ろうと、合格してしまえば進級して、国家試験に通れば、やがて医者になります。そして、一度医者になってしまえば、どんなにダメであろうと衰えようと医者です。

 医者は資格職であり、資格はベースラインを担保することが最大の目的だと思うので、そこにとやかく言うつもりはありません。(制度的には頑張った学生が特別報われることもありません)

 

加えて、医療が特殊だと言える点が

  • 生命に介入する点
  • なのに、情報の非対称性が高い点

です。

 

患者さんは医師を選ぶことが出来ませんし、選べても十分な情報ではないと思います。真面目な医者かもしれないし、必要最低限だけやればいいという医者かもしれない。能力が高い医者かもしれないし、そうでないかもしれないです。患者さんはそれが分からない相手に身を委ねるわけです。

 

医療は一般的なビジネスの世界とは違って競争原理が働かないからこそ、医療を提供する側の自助的な努力によって質が担保されたり、引きあがるのが現状だと思います。

こうしたことを鑑みて、安全を保ちながらも質や効率性が向上していく制度が大事であると思うとともに、一個人としても「知識がある」「手技が上手い」「人間性に秀でている」医者に近づけるよう、ギリギリで通ることを目標とせずに、医学生生活を送りたいと改めて思うのでした。