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動き出した象を追いかけて

SFCで学び、DeNAで働き、医学生。

世襲がダメなんてナンセンスすぎる

夏休みでなまった頭をリハビリ中ですがなかなか戻りません。とは言え、追い込める頭になってもなかなかしんどいものです。

 

今日は世襲について考えたいと思います。

巷では政治家をはじめとして世襲はダメだと揶揄されますし、その風潮が高まっているように感じますが、自分は世襲を肯定します。

 

世襲を反対する人の意見

世襲が多く見られるのは政治家、会社社長、院長、歌舞伎役者などが代表的な例でしょうか。割と社会的・経済的に恵まれたポストに多いように思えます。

 

反対する人の意見としては、以下の意見が主です。

  • 地位は競争によって決められるべき
  • 社会性が高い組織が権力の温床になってはならない

 

確かに分かります。会社の社長や病院の院長がポンコツであれば株主や患者、従業員などが困りますし、世襲した社長や院長がポンコツなことは往々にしてあります。

しかし、世襲でなくてもポンコツな社長や院長は大勢いるわけで、世襲とそれ以外でポンコツ産生割合に大きな差はないようにも思えます。

 

また、政治であれば選挙で通る人が決まりますし、会社や病院、歌舞伎は利益や集客で組織の存続が決まるわけで、それらは多少なりともポンコツを排除するパワーとして働くはずです。

ついでに言ってしまえば、国会や一般企業で明らかにまともでない人が、組織のしがらみや悪しき文化でのし上がることもあるので、「世襲だから、ほげほげ」というのは無理があるように思います。

 

個人的には、反対派の意見は持たざる者が持つ者に覚える嫉妬から来るものなのではないかと、感じることすらあります。

 

世襲を肯定する理由

いくつか理由はありますが、世襲を肯定する主な理由は以下の通りです。

  • 原体験からキャリア選択への覚悟を決められること
  • 幼い頃からセンスを鍛えられる環境にいること
  • リソースを有していること

 

政治の世界に準えて、上述の理由を説明したいと思います。

政治家の親を持つ子供が政治家になるということは、街中で親のポスターに落書きがされていたり、親がひたすら頭を下げる姿を見ていたのにも関わらず、親と同じ道を選ぶということです。ただ政治をやりたいという覚悟ではなくて、嫌な部分も見てきている分、大きな覚悟が要ると思います。

その反面、幼い頃から親の働きぶりを見ていることで人付き合い・立ち振る舞いなどのセンスが鍛えられますし、政界に入ってからも親が築いてきた人脈などのリソースがあることは大きなメリットです。どんなに頭が切れる人物でも、現実的には人や組織を動かせなければ、何も変えられません。

 

院長や社長でも激務で重責なのを間近で見ており、継ぐのには覚悟があるはずです。

また、経営者である親の様々な側面を見て育つことや従業員には幼少期から接点があったり、親の築いたリソースがあるはずで、これらは物事を動かす上でメリットになると思います。

 

トヨタ自動車世襲制でないものの、現社長をはじめ豊田家出身の人間がトップに就くことがあります。

幹部からは「豊田家の人間はやはり違う」といったニュアンスの言葉が出るほどで、やっぱり世襲が優れている点があるのではないかと思います。

 

感性も大切に

世襲のメリット・デメリットは論理的に表現できないから良くない。としてしまうのはやはり勿体無い気がします。

 

今の世の中、目まぐるしく様々な動きがあり、全てをほぼリアルタイムで言語化・数値化するのは難しいと思います。

そうなった際に、言語化・数値化しないと先に進まないのではなくて、時には感性が大事になってくるのではないかと思います。

 

もちろんバランスが大事だと思いますが、って最後の方は全部感性で書き進めてしまった。