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動き出した象を追いかけて

SFCで学び、DeNAで働き、医学生。

「医師」でないといけなかったのか

医学部受験

医学部の再受験を決めるうえで多くの人に進路を相談しました。

  • 80歳近いのに世界を飛び回るK先生
  • 元官僚で、リーダー塾の師匠Aさん
  • 医師を辞め、MBAを取得し、経営者になったY先生
  • 再受験をして医師として活躍されているTさん、Nさん
  • 医師である父親、祖父母

賛成する人もいましたが、反対する人の多くは「医師である必要があるのか」という意見をくれました。

具体的には医療にビジネスや政策づくりで関わること、医師と組むのでもよいのではないかという意見。

正直なところ内心では再受験を決意していたものの、なぜ「医師」でないといけないのか深く考えるきっかけになりました。

 

「医師」であるべき理由を考えた

考えてみても明確な答えは見つからなかったのですが、漠然とした思いがありました。

入学前で何も知らない青二才なのは自覚しつつ、羅列します。キレイごとのように見えるかもしれないけど、整理する意味でもキレイに書いてみます。

 

人の幸せに関われる生き方がしたかった

  • 小学校のときからカトリックの学校に通い、学生時代にインドのスラムでインターンする中で、人の幸せに関わる仕事がしたかった
  • 医療従事者に囲まれていたこと、インドの衛生・医療の環境に触れたことで、健康と病気を意識した

人のそばで価値を生み出せる生き方がしたかった

  • 残り50〜60年の人生を考えたときに「人の顔を見ながら仕事がしたい」と思った
  • 民間企業でヘルスケアに取り組んだほうが価値がスケールする可能性があると思えたのも事実

アプローチしたい層にアプローチできるから

  • 民間企業で取り組むヘルスケアは「健康意識が高い人」がメイン
  • 重症化リスクが高い&健康感度が低い人に効果的にアプローチできる気がしなかった

医療における司令塔は医師であるように思えた

  • 医療事務や看護師でないといけないかという意見もあった
  • 話を聞いたり、実家を見ていたりすると、医師がピラミッドの頂点にいる構造に思えた
  • この構造がいいか別にして、これまでの経験をフルに活かせるのは司令塔としてだし、この構造を変えるにもそっちのほうが手早い

「医師」が言うから聞いてもらえることは多いように思えた

  • 「良医」になりたいと思うし、それ自体とっても難しいこと
  • だけど、組織の問題や医療の問題にも目がいってしまうと思う
  • そうした時に「医師」の肩書きはとても強いと感じていた

学生の時に文科省のとある仕分け事業で政策づくりに参加したり、民間企業の立場から医療・ヘルスケアに取り組んでいたからこそ見えた理由のように思えます。

(色々な選択肢を経験した分、消去法的な意思決定も多いんだけど) 

 

正直なところ&結論

正直なところ、キャリアが見えづらい&不安定なIT業界にいたこともあり、ある程度将来が見える医師という職業がよく見えた面もあったと思います。

とはいいつつ、周りが国家試験やCBTの勉強していたり、来年からのテキストを渡されて、めちゃくちゃ勉強しないといけないなと思ったと同時に、経済的にある程度いい暮らしするにはどの領域でもそれなりの覚悟と努力が必要ってことを痛感しています。

 

けれども、合格してみて思うのは「なんかしっくりくる」ということです。

 

物心がついた頃から周りには医療従事者が多く、休日は病院で看護師さんや掃除のおばちゃんが構ってくれる生活だったからか、いつかは自分が医師になるもんだと潜在的に思っていたんだと思います。

色々と理由を書いてみたけれど、結論は以下の通りです。

  • 人の幸せ、健康に貢献したいと思いがあれば動機は十分だと思う
  • 入学後、真剣に医療に向き合えば、意志は深く&具体的になると思う
  • 細かい理由は正当化するための後付けでしかない
  • 直感に素直に従うのがいいと思う

 

そんなんで大丈夫なのか自分のキャリア・・・